博士課程
医学部医学科を卒業した方、修士課程を修了した方がさらなる研究を行うために進学します。基本的には、当教室の教員が指導教官として各自の研究を行います。大学院生時代は、週1-2回の外勤として他の病院での診療をしますが、大学病院での臨床業務はなく、研究に専念します。外勤先では、リウマチ専門外来も含まれるため、今まで行ってきた専門診療を継続できます。実験は、分野の研究設備だけでなく、東北大学の共通機器室の設備も使用することができます。また、東北大学内の他の研究室とも連携して最先端の研究を進めることが可能です。
内科専門医研修の3年目に進学して、1年目は病棟業務と並行して行い、残り3年間研究に専念することもないか専門研修を終了後、4年間研究に専念することも選択可能です。
毎朝、英語で免疫学の教科書の抄読会を行っています。自由参加で都合の良い時に参加し、免疫学の基礎について知識を深めています。
毎週火曜日の朝に、血液内科と合同で研究報告会と英語論文の抄読会を行っており、夕方には、リウマチ膠原病内科単独で研究報告会を行っています。
現在、4名の大学院生が所属しています。
- 高安動脈炎と潰瘍性大腸炎に共通する自己抗体の病原性
- 全身性エリテマトーデスにおける接着因子のB細胞活性化における重要性
- リウマトイド因子陽性健常人の関節リウマチへの進展と遺伝子多型の関連性
- 自己免疫疾患モデルマウスの確立
といったテーマで研究を行なっています。